空は

うっすらと

白み始めていた



『Ephemeral Happiness』



僕の隣で眠る

金髪の青年


その髪を

そっと手で梳いてみる

見た目より

ずっと細く

柔らかい


背を向ける彼の

背中に残った傷跡に

ツイと

指を滑らせる

少し

身じろぎする彼が

可愛くて

笑いがこみ上げてくる


彼を全て

僕のモノにできたら

どんなに幸せだろう


僕以外

誰も見ないように

その純粋な目を

潰してしまおうか


僕以外と

話ができないように

その赫く熟れた唇を

縫ってしまおうか


もう

誰の所にも行かないように

その綺麗な足を

切り落としてしまおうか


いっそこのまま

首を絞めて

殺してしまおうか


そうすれば

僕のモノに

なるかもしれない


もう一度

彼の傷跡に

唇を

這わせてみる

くすぐったそうに

彼は

寝返りをうつ


そして

うっすらと

目を開き

まだ

焦点の定まらない目で

僕の姿を探す


「陵…刀…?」


「おはよう、鉄生クン」



それは

つかの間の幸福



*END*                          



―――――――――――――――――――――――――――――――――

〜あとがき兼いいワケ〜

初陵鉄小説です。
お目汚しでスンマセン…優しい目で見てやって下さい(泣)
「陵刀、そんなことしたら自分も不利じゃん」ってツッコミはしないで下さい(滝汗)
ただちょっとジェラシってる陵刀が書きたかっただけなの…
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