『R.E.D.密着24時!』


<A.M.7:00>
「鉄生先生、起きて下さいってば!遅刻しちゃいますよ!!」

あ、瀬能さんだ。ボクも起きないと・・・
おはようごさいます!ボクは『犬』といいます。
これはご主人様が付けてくれたちゃんとしたボクの名前です。
そのご主人様というのが、隣で変なアイマスクして寝ている『岩城 鉄生』
ボクの飼い主であり、命の恩人でもあるんだ。
ご主人様がもしボクの病気に気がつかなかったら・・・その日からボクはこの人について行くって決めたんだ!
そして今、そのご主人様を起こそうと頑張ってるのが、看護師の『瀬能 みか』さん。
とっても優しくて、大好きです。
さて、ボクもご主人様を起こすのを手伝おうかな。


<A.M.9:00>
ここは、ご主人様や瀬能さんが働いている『R.E.D.』っていう動物病院です。
ここにはスゴイ獣医さん達がたくさんいて、どんな動物の治療も行ってるんだ。

「鉄生くん、オハヨウ♥」
「うわっ!やめろよ陵刀、朝っぱらから!」

まただよ・・・
今ご主人様に抱きついているのが、「スゴイ獣医さん」の一人、『陵刀 司』
どうやらご主人様に好意を抱いてるらしい・・・
獣医としての腕は確かみたいだけど、年齢不詳で両刀で・・・ボクはこの人苦手だなぁ・・・
だってすぐボクを食べようとするんだもん。

「陵刀先生、院内でそういう行動は少し慎んだ方がいいと思いますよ。」

この眼鏡をかけた黒髪の人も、獣医の『鞍智 久孝』
帝都獣医大博士課程を卒業したエリートさんで、陵刀先生に憧れているらしい。
この間までやたらピリピリしていて、ボクはこの人が怖かったんだけど、
最近はよく笑うようになって大分雰囲気が変わったと思う。

「鞍智〜、いいところに来た。助けてくれ!」
「ひどいなぁ鉄生くん、僕というものがありながら、鞍智くんに助けを求めるのかい?」
「助けを求めさせてるのはオマエだろうが!!」

ボクたちの朝はいつもこんな感じです。


<A.M.11:00>
「岩城先生、急患です!」
「患者の容態は?」
「車にはねられたようです。折れた骨が内臓に刺さっていて、かなり危険な状態です!」
「わかった。瀬能さん、すぐに手術の用意して!」
「はい!」

R.E.D.には毎日とても多くの患畜が運ばれてきて、毎日忙しいんだ。
ご主人様は、いつもはどこかヌけてる感じだけど、仕事してる時はカッコいい。
患畜のことをよく考えてくれてるしね!


<P.M.2:00>
「やっと終わった〜。ハラ減ったぁ・・・鞍智、一緒にメシ食いに行こうぜ。」
「ああ、そうだな」

ご主人様はこれからお昼食べに行くのか・・・ボクはさっき瀬能さんに餌もらったからなぁ・・・
・・・院内探検でもしてみよう!

「ワウワウ!」
「ん?犬、どっか行くのか?すぐに戻ってくんだぞ!」
「ワウ!」


いつも思うけど、広いよなぁ〜。
・・・ここは、院長室だ。
中にいるのは・・・『高宮院長』と『永田オーナー』
この2人がR.E.D.をつくったんだって。
院長は「はんどぱわー」とか言うのを使うって前にご主人様が言ってたな。
オーナーとご主人様はよく食べ物のことで争ってる・・・


ここは?・・・あっ、陵刀先生だ。
相変わらず怪しげな本読んでるみたい・・・

「この縛り方、鉄生くんに似合いそうだな・・・♥」

ご、ご主人様が危ない!いつかホントに食べられちゃうよ〜!

「おい、お前こんなところで何してるんだ?岩城はどうした?」

わっ!『美坂 洋平』さんだ!!
R.E.D.のNo.1って言われてる手術の天才なんだって。

「来い、岩城の所へ連れてってやる。」


「犬、おかえり〜。・・・と、美坂のオッサンじゃん?」
「岩城、こんな犬を放っておいたら危ないだろう。ここにはいろんな動物がいるんだ。」
「そうか・・・ゴメンな、犬。」

美坂さん、ボクの心配してくれたんだ。案外優しいんだな〜。


<P.M.7:00>
「鉄生先生、おかえんなさ〜い!」
「なっちゃん、ただいま!」
「早く早く、みんな鉄生先生帰ってくるの、食べないで待ってたんだよ。
 犬ちゃんの分もちゃんとあるからね!」
「ワウ!」

ここは『永田似園』
身よりのない子達を預かるための施設だ。
みんな元気で、ボクもよく一緒に遊んでもらってる。
ご主人様はここに下宿しているんだ。

「・・・なんでオマエがここにいるんだ?」
「子ども達が誘ってくれたんだよ♥・・・ね?」
「うん!大勢の方が楽しいと思って!」
「・・・俺、先風呂入ってくる・・・」
「体洗ってあげようか?」
「遠慮しとく。」
「冷たいなぁ・・・」


<P.M.12:00>
「犬〜、明日も早いし、そろそろ寝るぞ〜!コッチ来い!」
「ワウ♪」

ご主人様、今日も一日お疲れ様☆


*おしまい*

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〜あとがき兼いいワケ〜

犬ちゃん視点です。かなり初歩的なことばかり書いちゃいました。
なんか初め書きたかったのと大分話がそれたような気がします・・・
書いてるうちにだんだんと「何やってんだ?私・・・」って感じになってきました。
犬ちゃんの鉄生の呼び方を何にしようか迷ったんですが、やっぱり「ご主人様」しかなかった(汗)
なんか響きがヤラしく感じるのは私だけ・・・?
陵刀が、ただのエロおやじになってしまった(死)
ちなみに、あのあと陵刀はご飯食べて素直に帰ったので、夜ばいにはきません。あしからず(笑)
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