『司くんの誕生日』



8月6日。
今日は司くんの誕生日です。
今年で一体いくつになるのでしょうか?
一日の司くんの行動を追ってみましょう。

朝。
めずらしく時間通りの出勤です。
でも、やっぱり仕事はしてません。
と、そこに瀬能さんがやってきました。

「おはようございます。」
「オハヨウ、瀬能さん。」
「先生、今日は誕生日なんですよね?私、ケーキ焼いてきたんですよ。」
さすが瀬能さん、気が利きます。
「有り難うv食べてもいい?」
「どうぞ。」
司くん、早速試食です。
「あの・・・どうですか?」
「おいしいよv」
「ホントですか!?」
「う〜ん、でも、もうちょっと甘さ控えめの方がいいかな・・・それとちょっと生地焼きすぎ(云々)」
あぁっ!急に文句を言い始めました!
やっぱり鉄生くんに気があることを根に持っているのでしょうか・・・?

昼。
司くんは庭の木陰で休憩中。
すると今度はリンリンがやってきました。
手には数種類のお花を持っています。
やはりリンリンは植物をプレゼントするようです。

「司の誕生花をいくつか持ってきまシタ。」
「へぇ・・・花言葉は?」
「この、ノウゼンカズラは『名誉』、サルビアは『尊敬』、ひまわりは『あこがれ』デス。」
「アハハー、僕にぴったりの花言葉だねー。でも、一番僕に合う花はストックかな。夏の花じゃないけど。」
「確か花言葉は・・・」
「『永遠の美』v」
「ある意味納得デス・・・」

“業務連絡、医局第二科・陵刀先生、至急院長室までお越し下さい。”
おや?院長から呼び出しです。
サボりがバレたのでしょうか?
司くんは急いで院長室に向かいます。

「お呼びですか?院長。」
「あぁ。お前に教授から誕生日プレゼントが届いているぞ。」
「えっ、何だろう・・・」
司くんは早速箱を開けてみました。
何が入っているのでしょうか?

「さすが父さん、分かってるね。今日はこれで鉄生くんをいぢめて遊ぼうかなv」
鉄生くん、危うしっ!!

夜。

「陵刀、今日お前誕生日なんだって?
 デズニーランドのチケット2枚もらったんだけど、今からでも一緒に行かねー?オゴるからさ!」
おっと!鉄生くんから思いがけずデート(?)のお誘いが!?
「う〜ん、遊園地もいいけど、どーせなら僕は別の場所に行きたいナv」
鉄生くん、嫌な予感がよぎります。
「俺、ジェットコースターに乗りたいな〜・・・」
「僕に乗せてあげるよv」
「コーヒーカップとか・・・」
「回転ベッドはどう?」
「ほら、夜の遊園地ってライトアップされてて綺麗だし・・・」
「ピンクの照明は嫌?」
「・・・」

こうして司くんの充実した一日は終了。
司くんは今日も元気です!



*アナタは若いままなの。*                       

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〜あとがき兼いいワケ〜

陵刀、HAPPY BIRTHDAY☆

今回は、ちょっと絵本の語り風にしてみました。
この話の中の陵刀、マシな奴じゃねーなと思いました(汗)
ゴメンよ、陵刀。
でも、これも私からの愛だと思って・・・(爆)

リク下さった方、有難うございましたm(__)m
また感想など頂けると嬉しいです。
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